フランス
ジネディーヌ・ジダンは寡黙でとてもシャイなことで知られているが、フランス代表の真のリーダーであることは明白だ。それは単にピッチ上のみならず、間近に迫るワールドカップ(W杯)について積極的に語る様子からもうかがえる。
一度は代表から身を引きながら、W杯欧州予選で苦戦を強いられていた母国のために、昨年8月マケレレ、テュラムとともに復帰を果たしたジダン。その効果もあり、フランスはグループ首位で本大会出場の切符をつかんだ。今回、自身3度目のW杯を迎えるジダンにその思いを聞いた。
2002年のことはもう忘れてほしい

――ジズー(ジダンの愛称)、君はW杯に向けての目標を語った場で“リーダー”のように振る舞っていたね
ジネディーヌ・ジダン(以下、ジダン): 僕がどう振る舞おうと、チームの最大の目標はひとつだ。もし今ここにチームの全員がいれば、皆が同じ目的を共有しているだろう。それは、できるだけ勝ち進んで優勝することだ。フランス代表の選手1人1人を見てもらえば、分かるはずだよ。僕らは最強チームだということを。後は細かい部分を詰めていかなければならない。6週間の合宿で一緒に過ごして、個人的な問題はなくなることを願っている。
スターティングイレブン、サブの選手たち、スタッフ……。皆が目標を定めなければならない。勝利はチーム全体の仕事でもあるんだ。1998年W杯と2000年の欧州選手権で優勝できて、2002年W杯と2004年の欧州選手権ではうまくいかなかったのはなぜかと聞かれれば、確信を持ってこう言える。1998年と2000年はチームすべてが目標に向かって集中していた。その後は同じようにはいかなくなってしまった。
――確かに、1998年と2000年は君の調子はとてもよかった。でも、2002年と2004年は……
ジダン: 2002年のことはもう忘れてほしいね! 多くのことがうまくいかなくて、結果は散々なものだった。2004年については、個人的にはより残念に思っている。あの時のフランスは準備もよくできていて、いいチームだった。そういう時の失敗は耐え難いものだよ。2004年の欧州選手権の後に僕が代表引退を発表したのは、それが良いことだと思ったからだ。何かつらい出来事が起きたときは、「自分は何をしたのか、何ができなかったのか」と自問する。僕はいつでも自分自身を考察するようにしているんだ。ほかの人ではなくね。
――ドメネク監督とはこれまでの経験、いいことも悪いことについても話をしたりするかい?
ジダン: そうだね。監督は僕らのような最も経験のあるプレーヤーが考えていることを知りたいと思っているんじゃないかな。こうした会話がなされることはいいことだよ。何かがうまくいかなくなったとき、僕らはチームとしての意見を彼に伝えるように努めている。でも、何が起ころうとも、“最終的な判断”は監督が握っているけどね。
――じゃあ、ここまでドメネク監督はフランス代表の正GKを選んでいないけど、このことに関して君の意見はあるかい?
ジダン: いや、僕は監督ではないからね。そうした質問をしたいんだったら、ドメネク監督に直接聞けばいい。もし、そのことで僕が何か言いたくなったら、君じゃなくて監督に伝えるよ。
――W杯のボーナスについても話し合っている?
ジダン: ボーナスのことだけでなく、あらゆることについて話している。でも、金額がいくらかってことは聞かないでくれよ(笑)。プライベートなことだからね。
フランスの強さに疑いはない
――本大会のグループリーグでの対戦相手(トーゴ、スイス、韓国)について聞かれたとき、君は対戦国を気にする必要はないと答えているよね
ジダン: そうだ。大事なのは自分たちのことだからね。もし、プラン通りに戦うことができれば、僕らはずっと先まで進むことができるだろう。フランスはいいチームに仕上がっているし、能力のある選手たちもそろっている。ただ、結果を残せなかった2002年と2004年にも同じことを言っていたから、今回はしっかりと準備をしなければならない。そうすることができれば、フランスはかなり強いと思う。そのことに疑いはないね。
――さっき君は「勝利はチーム全体の仕事だ」と言ったけど、“チーム全体”にはメディアも含まれているのかな
ジダン: もちろんだ。でも正直なところ、1998年の時点ではフランスをバックアップするメディアの存在は多くなかった。優勝してからは当然のことながら、みんなが僕らを後押しする。まあ、よくある話だよ……。だから、僕らは少なくともはっきり宣言しておかなければならない。可能な限りいい結果を得られるように、できることは何でもやっておく必要があるということをね。フランス代表の多くの選手は、今回が最後のW杯になるだろうし。
――フランスでは君やアンリ、トレゼゲのゴールに対する期待が高まっている。そういった熱狂的な雰囲気を恐れているかい?
ジダン: 2002年のようにね! 今回はそのようなリスクは避けなければならない。でも、新聞やテレビが報道することに対して、僕らにできることはないんだ……。
――それほどはっきり言うってことは、国民の熱狂を鎮めようとしている?
ジダン: 時が来れば、僕らはそれぞれ自分を守る方法が分かるだろう。6月に入ったら、決勝戦まで突き進むために、サッカーのことだけを考えなければならない。
100パーセントの状態で本大会を迎えたい

――君がフランス代表にカムバックした時、ティエリ・アンリは温かい歓迎の言葉をかけていたね。ただ、レアル・マドリーとアーセナルがチャンピオンズリーグで対決を控えている時などは、2人のライバル関係について指摘する人もいたようだけど
ジダン: ジャーナリストの中には、敵対関係を作り出す人がいつでもいるものだよ。それを信じてしまう人がいるかもしれないけど、彼との間には何の問題もない。アンリだって同じだと思うよ! たとえ、毎日連絡を取り合っていなくても、僕らはお互いを尊重しているんだ。 ――アンリは今度のW杯でひとつだけ期待していることがあると宣言している。それは、君とアンリが100パーセントの状態で大会に臨むことだ。2000年の欧州選手権では、2人ともトップコンディションだったようにね ジダン: 僕もそうなることを願ってるよ。選手みんなが良い準備をして、100パーセントの状態で本大会を迎えたい。このような大会では、すべてがものすごいスピードで進んでいく。たった1試合でも悪いプレーをすれば、すべてを失ってしまうんだ。“D-デイ(初戦)”のために十分な準備をしなければならないし、僕らが6月にトップコンディションに持っていけることを望んでいる。 ――君とアンリのライバル関係について話したがる人々は、君がフランス代表でアンリに1アシストもしていないと言うけど…… ジダン: 僕は“人々”が言うことに耳を傾けないようにしているんだ。僕がアンリにアシストしていないって? そうだな、彼はアシストを必要としていないのかもしれない。だって、アンリは“レ・ブルー(フランス代表の愛称)”で31ゴールも記録しているんだから。とはいえ、今大会では彼にアシストして、そんなことを言う人々すべてを黙らせたいね。 このインタビューから程なくして、ジダンはW杯後の現役引退を表明した。サッカー人生のラストを飾る大舞台での活躍、そして母国フランスの優勝を誓うジダンは、7月9日の決勝を現役最後の試合にしたいと望んでいることだろう。 (インタビュー:オリビエ・デ・ロス・ブエ/提供:スポーツナビ)
ジネディーヌ・ジダン このジダンの映画(7/15封切り)のサイト、かっこいいねぇ。 ちょっと見てみて。 |
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しかしフランスもよく走るねぇ・・・
やっぱりリュックベッソンの「YAMAKASI」観て、みんな走るのかな?
そういやジダンと同時に7/15封切りの「アルティメット」
公式サイトhttp://www.xanadeux.co.jp/ultimate/
ちょっと観てみます? タフやねぇ、映画やけど・・(笑)
ね、すごいでしょ。
ニッポンも走る事からやり直さなアカンね、やっぱり。


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