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2006年9月 7日 (木)

ディック・デイル

「TAXI・TAXI2・TAXI3」Taxi2_1

ご存知リュック・ベッソン監督のフランス映画、パリの街中を改造タクシーで走り回り、事件を解決していくという、ストーリーはどーでもいいが、クルマの走りを見せたいという映画。 ま、なかなか面白いんですが、この映画の中に頻繁に登場する音楽。

ディック・デイルというアメリカのギタリストのミザルー「Misirlou」という曲なんです。 曲自体は60年代初期に発表された曲で、いわゆるベンチャーズなどで日本でも流行した、テケテケサウンド(笑)インストサーフミュージックだったんですよ。

「パルプフィクション」

Pulp_1 タランティーノ監督の2作目にして、94年カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、世界にその名を知らしめた傑作である。また俳優として落ち目だったジョン・トラボルタを主演に抜てきし、完全復活させたことでも話題になった。
   題名の「パルプ・フィクション」とは三文雑誌、大衆犯罪小説誌のこと。3つの犯罪ドラマが交錯し、全体で1つの円を描くようなユニークな構成で、衝撃のクライマックスへと向かう。共演にサミュエル・L.ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、さらにはブルース・ウィリスまでもが出演している。タイトル曲で使われたディック・デイルの『ミザルー』は、大リバイバルヒットとなった。

(ただし、こちらの音楽は ブラック・アイド・ピーズっていうグループのミザルーをフューチャーしたラップ「パンプ・イット」っていう曲なんですが、実際の映画ではディック・デイルのミザルー「Misirlou」でした。 けどフューチャー用のバックのミザルーは、やっぱりディック・デイルが演奏してて、録り直してます)

DICK DALE ディック・デイル

552
『King Of The Surf Guitar:The Best Of』 Rhino
94年に公開された映画「パルプ・フィクション」に“Misirlou”が使用されたことによって、近年ふたたび脚光を浴びたディック・デイル。フェンダー・ストラトキャスターとリヴァーブ・ユニットによるそのウェットなサウンドとシャープなピッキングは、サーフ・ロックはもとより、のちのハード・ロックにも影響を与えた。現在も作品を発表し、ツアーを廻るなど精力的に活動を続ける、まさに〈King Of The Surf Guitar〉なのである。

相当古いですねぇ。 なんせ、あのベンチャーズ、つまりビートルズなんかが出てくる前の世代の、ギターの教祖さんみたいな人、らしいです・・・(笑)

で、今はどうしてるの? というと、いまだに現役バリバリでした。(笑)

で、いろんなバンドがコピーしてるみたいですね。 偽者がいっぱい出てきて困ったですわ。ミザルー「Misirlou」(笑)

 50年代後半のアメリカで、デュアン・エディー、チャンプス、リンク・レイ、ヴェンチャーズといったロッキン・インストが次々とヒットを飛ばしたことを受け、さまざまなインストゥルメンタルを演奏するアーティストが生まれていった。サーフ・インストもその流れで登場したサウンド・スタイルであり、その元祖となるのがカリフォルニアにおいてサーファー連中から圧倒的な人気を誇っていたディック・デイルである。実際にサーファーであったディックは、波に乗るその高揚感を表現するために、素早いピッキングと当時開発されたばかりのリヴァーブ・ユニットを用いて見事サーフ・ギター・サウンドを完成させ、それは当時のティーンエイジャーに絶大なる影響を与えたのだった。カリフォルニアのローカル・シーンで大ブームとなったサーフ・インストは、シャンティーズ“Pipeline”やサーファリーズ“Wipe Out”の全米ヒットをきっかけに全世界へと飛び火し、ギターが主役となるのちのロックの源流となった。
サーフ・インスト・ミュージックの創始者であるディック・デイル。60年代初期からデルトーンズを従え、アメリカ西海岸に旋風を巻き起こした。10代でカントリー・ギターを学び、数々のコンテストを荒らしまわったツワモノでもある。折りからのロックン・ロールブームに乗って、父の経営するレコード会社からシングル「OohーWheeーMary」でデビュー。その後、サーファーでもあるディックは、波に乗っている時の状態を、そのまま曲に託したインスト・ナンバー、「レッツ・ゴー・トリッピン」をリリース――これが社会現象的な大ヒットになり、62年のアルバム『Surfer's Choice』は、カリフォルニアだけで7万5千枚という、インディーズ・シーンでは異例の売上げを記録したのだ。70年代以降は、活動・人気ともに停滞していたが、94年にクエンティン・タランティーノが映画『パルプ・フィクション』に、デイルの「ミザルー」を起用したことにより、人気が再燃した。中近東風のメロディやカントリー、R&Bまでを呑み込んだスタッカート奏法によるサーフ・ギター・スタイルは、ジャンルを問わずさまざまなギタリストたちに影響を与えている。

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コメント

映画『タクシー』の曲は、前から気になっていました。

ギターなどのスケール的に言うと、ツェッペリンの「Kashmir」のサビの部分
http://www.youtube.com/watch?v=QOc5-DYakfw

レインボウの「Gate Of Babylon」のリフとギターソロ
http://www.youtube.com/watch?v=SPptmYPkUJQ

ローリング・ストーンズの「Paint It Black」の出だしのメロディー
http://www.youtube.com/watch?v=hDrtNeZD7mo

とほぼ同じのような気がします。

下の2つのビデオでは、ディープパープルの「Highway Star」のギターソロをよく似ているのでびっくりしました。

ちなみに「Highway Star」のギターソロとオルガンソロは、バッハのコード進行を引用したそうです。

こうしてビデオを見ていると、ディック・デイルという人は、革新的なギタリストといえそうですね。

投稿: 新猛虎道 | 2006年9月 8日 (金) 02時01分

to 新猛虎道さん

この頃のサウンドって、ベンチャーズにしろ、ズタズタズタズタっていう2ビートの部分が結構あるんですよね。

後のグループにも、そういう部分を無意識に取り入れてるんで面白いですよねぇ。

色んなパターンの組み合わせで、曲作り、アルバム作りをしてるから、やっぱりどっかで聴いたフレーズってのも、今の新曲にしろありますからねぇ。

この60年代は、中期になるとベンチャーズが来日しましてね、日本の若者の間でテケテケサウンドが大流行したんですよ。

日本でもいろんなバンドができたんですが、寺内タケシとか加山雄三なんてのも、この辺りになるんですねぇ。

GSが登場する少し前の時代です。

で、エレキギターという代物が日本の世に認知されたのもこの時。ディックデイルよりもむしろその後のベンチャーズが日本に大きな影響を与えたんですねぇ。 エレキギターが爆発的に売れました。 グレコとかの日本のメーカーも、この時にできたんではないでしょうか。

もちろんわしの住んでた(当時小学生)近所の兄ちゃん連中もみんな持ってて、よく公民館なんかで練習してるのを見ましたわぁ。 大人はウルサイって怒ってたけどね・・(笑)

あの人達の年代って、団塊の世代なんですねぇ、日本じゃあ。

投稿: ありゃま | 2006年9月 8日 (金) 03時17分


ディック・デイルって、サウスポーなんですね

手前の、やる気なさそうなお兄さん

ワラけました〜^^

YouTubeって、こういう古い映像の宝庫ですよね

専門的なことは、全然わかりませんが

音楽って、いろいろなつながりがあって


興味深いですね〜^^

投稿: サワヤカプリンセス | 2006年9月 9日 (土) 08時49分

サウスポーといえば、ジミ・ヘンドリックスを思い出します。

まだ、ブログでアップしてませんが、密かにジミヘンをYoutubeでチェックしていますが、結構たくさんありますね。
ギターをやっていた僕は、よだれを垂らしながら、ジミヘン見ています^^;

ベンチャーズは、日本が好きやと聞いたような気がしますが、どうでしたっけ!?


投稿: 新猛虎道 | 2006年9月10日 (日) 01時33分

to サワヤカさん

そうそう、左利き。 その昔、私の私の彼は~、左利き♪

っていう歌が流行りましたが・・(笑)

こんな大昔から左利き用のエレキギターってあったんやねぇ。

そらあるか・・(笑)

ゴルフやってても、たまに左利きでやってる人おるけど、見てたらすごい違和感がありますよねぇ。

テニスや野球なら、別に違和感無いのに、なんでゴルフやギターって違和感あるのかなぁ?

ディックデイルって、もともと大金持ちのおぼっちゃんだったようで、グループも完全にバックバンド。彼が給料出してたんでしょう。

あーせーこーせー言われて、なんか解らんけどしゃーなしにやってる感が漂ってて面白いよねぇ~(笑)


to 新猛虎道さん

サウスポーと言えば、ポールマッカートニーを思い出しますね。 あのバイオリン型ベース。それだけでも珍しいのに・・・あ、あれって左右兼用かな?

ベンチャーズは日本大好きグループですよ。 たぶん本国よりも日本で認知されてるグループのような・・・?

証拠映像・・・
http://www.youtube.com/watch?v=BB_TaSKcZ0M

・・・(笑)

投稿: ありゃま | 2006年9月10日 (日) 13時48分

めちゃカコええですね!
TVとかでよく掛かってるけど曲名もバンドも分からない曲ってことで
ずっと気になってた存在でした。
ベンチャーズか、名前しか聞いたこと無いディック=デイルかな?
とは思ってたんですけど。
個人的には動画の現代のサウンドよりオリジナルの音のほうが
かっこいように思います。

投稿: | 2006年10月25日 (水) 19時32分

to 名無しのごんべさん(笑)

カッコいいでしょ~~、そうでしょ~~~(笑)

ディック・デイル&デルトーンズですぅ。

まぁ、デルトーンズってのは、ディックが給料払ってた完全な彼専用のバックバンドですが。

オリジナルって、古いですからねぇ、音が悪いんだと思います。 

けど、このYOUTUBEってほんとにいいですよね。宝庫ですわぁ。

投稿: ありゃま | 2006年10月26日 (木) 02時04分

〈ぢ〉で~す。〈苦笑〉
さすがに変換までは考えていなかったなあ。
で、ありゃまさん音楽好きやねえ。
ストーンズの「Paint It Black〈邦題:黒くぬれ〉」何歳の人が知ってるかなあ?
私はストーンズファンで中でも「she is a rainbow」とか「ギミシェルター」「邦題:悪魔を憐れむ歌」なんか好きやったですよ。
ツェッペリンの日本初公演は彼女〈ヨメさんではなかった/苦笑〉とフェステイバルホールへ行ったの思い出すなあ。
歳行ったもんやねえ。〈笑〉

投稿: DI | 2006年10月26日 (木) 14時48分

to DIさん

うん、音楽は大好きですね、かなり偏ってるとは思いますけど。

ストーンズなら、新猛虎道さんがファンですよ、記事にもしてはりました。

わしもレコード3枚くらいは持ってます。けど、ファンとまではいかないですねぇ。

ストーンズで古~~~い曲で有名なところでは、「テルミー」があるんですが、この曲、日本のGSで オックス がカバーして演奏してたんですよ。

で、今年の初めに助っ人のオクスプリングが話題になってるとき、オックスと呼ぶこともあるので、これをGSのオックスと結びつけるカキコしたんですけどね(笑)

そのときは虎以さんが食いついてきて、びっくりしました(笑)
オックスはこのテルミーを歌って、ステージで赤松が失神、客席では女の子が多数失神ということで、当時かなり話題になりました。

阪神にも赤松がいるので、よけいにこの話題、公式で盛り上がったんですけどね(笑)

ツェッペリン、行ったんすか、すごいですね。当時この手の大物アーティストのチケット入手は、かなり苦労しましたけどねぇ。 よくウドーの前で徹夜しました(笑)

厚生年金大ホールにクラプトン見に行ったの覚えてます。

けど女の子とのデートという事であれば、え~っと、やっぱりサザンですねぇ。 大阪城ホールに行ったです。ヨメさん以外では・・(笑)

投稿: ありゃま | 2006年10月26日 (木) 20時29分

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